スタートアップガイド

概要

CHIRIMEN with micro:bit をはじめてつかうときの流れを解説します。

準備するもの

L チカに必要となるパーツ

micro:bit のピンのことを知る

micro:bit には GPIO 等の端子が備わっていますが、ブレッドボードを接続するのに便利なピンヘッダではなく、少し独特なエッジコネクタになっています。GPIO0 ~ 2 と、GND 及び 3V は大きな端子になっていて、ワニ口クリップなどで簡単に LED などをつなぐことができますが、CHIRIMEN with micro:bit ではこれ(GPIO 端子)に加えて、I2C 端子(SCL,SDA)を使った例が多いです。これらはとても細い端子(下図の 19 番(SCL)と 20 番の端子(SDA))なので、先述のブレークアウトボードが便利です。

micro:bit のピン配置

micro:bit オリジナルページ:https://makecode.microbit.org/device/pins

ブレークアウトボードの使い方

ブレークアウトボードには micro:bit のすべての端子にアクセスできるピンヘッダが付けられています。脇には端子の名称も印刷されています。 ブレークアウトボードの例

micro:bit のエッジコネクタをブレークアウトボードに差し込みます。 ブレークアウトボードをmicro:bitに接続した写真

Examples や以降の解説の実体配線図では、ブレークアウトボードは省略されています。GPIO 番号や SCL,SDA,GND,3V(3.3V,VDD)などの端子の名称をもとにつないでください。

mircro:bit に CHIRIMEN サポートプログラムを書き込む

CHIRIMEN with micro:bit では WebGPIO/WebI2C API を後述の Polyfill ライブラリと合わせて利用することでアプリケーションを開発します。各 API を呼び出すとライブラリ内では Web Bluetooth API を用いて micro:bit と通信しますが、micro:bit 側には PC からの制御命令を受け取るため専用の CHIRIMEN サポートプログラム を書き込んでおく必要があります。

なお、この CHIRIMEN 用のサポートプログラムは、micro:bit 上で動かす他のプログラムと同じ動作環境(makecode)で構築してありますので、CHIRIMEN with micro:bit を使わないときは、特別な手順は必要なく自由に他のプログラムと置き換えることができます。

ブラウザの設定を確認

コンピュータと micro:bit との無線通信に利用する Web Bluetooth API はまだ実験的な実装という扱いであり、ブラウザや環境によっては有効化されていません。Chrome などのブラウザで chrome://flags ページを開き Experimental Web Platform features が有効になっていることを確認、無効の場合は有効化してからブラウザを再起動 (環境によっては設定変更後に一度 Bluetooth のオンオフも) してください。開発者ツールのコンソールで navigator.bluetooth オブジェクトが見えるようになっていれば有効化されています。

LED を点滅させてみる

プログラムの解説

var gpioAccess = await microBitBle.requestGPIOAccess();
var mbGpioPorts = gpioAccess.ports;
gpioPort0 = mbGpioPorts.get(0);
await gpioPort0.export("out"); //port0 out

次にやること

こちらの Examplesを試してみましょう。