Firmware Update Guide for mac(Virtualbox)

概要

CHIRIMENボードコンピュータのオペレーティングシステムをアップデート手順を解説します。
ホストPCのOSは、macOSです。
Virtualboxを使用します。ゲストOSは、Ubuntu 14.04です。

必要な機材

• CHIRIMENボード本体
• HDMIモニター (CHIRIMENの出力を表示するため)
• HDMIケーブル (典型的なCHIRIMENパッケージに添付)
• CHIRIMEN用USB電源ケーブル (典型的なCHIRIMENパッケージに添付)
• USB電源(1A以上の電流供給能力が必要)

ハードウェア構成図

Ubuntu 仮想環境構築

下記urlからUbuntu 仮想環境 vdi ファイルをダウンロードします。

• Ubuntu 仮想環境 vdi ファイル
• CHIRIMEN-tools は、このファイルに含まれています。

Virtualbox 選択します。

Virtualbox 起動します。

Virtualbox で 仮想環境を新規作成します。

ダウンロードした vdi ファイルを選択します。

仮想環境が出来ました。

仮想環境の Ubuntu を起動します。

パスワード：「chirimen」と入力します。

ステップバイステップガイド

以下、順を追ってインストール手順を説明します。

Ubuntuでの操作

• Ubuntuの端末（terminal）を起動します。
• 以下の手順は、基本的に端末（terminal）で行います。

最新イメージを取得します。

• 下記コマンド実行します。

  $ wget https://github.com/chirimen-oh/release/releases/download/CMN2015-1_B2GOS-20170301/CMN2015-1_B2GOS-20170301-2.zip
  

  ※20170301-2：バージョン
  

  

最新イメージを解凍／展開します。

• 下記コマンド実行します。

  $ unzip CMN2015-1_B2GOS-20170301-2.zip
  

  ※解凍／展開されるとCMN2015-1_B2GOS-20170301-2.img が作成されます。
  

  ※20170301-2：バージョン
  

  

CHIRIMEN BoardをPCとディスプレイに接続します。

• OTG と印字されたコネクタにUSBケーブルをPCに接続します。
• HDMI と印字されたコネクタにHDMIケーブルをディスプレイに接続します。

CHIRIMEN Boardを通常モードで起動します。

• 電源接続し、起動します。
• Virtualbox の USB 設定を行います。
  • Virtualbox VM の Menu -> Devices -> USB
    • 画像のように [ CHIRIMEN Open Hardware chirimen [0222] ] チェックをつけてください
  • Virtualbox VM の Menu -> Devices -> USB -> USB Setting
  • USB デバイス 追加設定画面が表示されます。
  • ”+”アイコンをクリックします。
  • 先程と同様にが表示されます。
  • 画像のように [ CHIRIMEN Open Hardware chirimen [0222] ] チェックをつけてください
  • USB デバイスが追加されると画像のようになります。

CHIRIMEN Boardを書き込みモードで起動します。

• 電源接続を一度、抜きます。
• Recover Mode Switchを押しながら電源接続します。
• Recover Mode Switchを押した状態で、ゆっくり10数えます。
• Virtualbox の USB 設定を再度行います。
  • Virtualbox VM の Menu -> Devices -> USB
    • 画像のように [ Unknown device 2207:300A [0100] ] チェックをつけてください
  • Virtualbox VM の Menu -> Devices -> USB -> USB Setting
  • USB デバイス 追加設定画面が表示されます。
  • ”+”アイコンをクリックします。
  • 画像のように [ Unknown device 2207:300A [0100] ] チェックをつけてください
  • USB デバイスが追加されると画像のようになります。

CHIRIMEN Boardをファーム書き込みコマンドを実行します。

• sudo 無しでも実行できますが、確実性を上げるためにsudoを用いています。

• 本手順では、画像の様にCHIRIMEN-toolsフォルダ内にimgファイルがあるものとして、手順を進めます。

  

• 下記コマンド実行します。

  $ sudo ./Linux_Upgrade_Tool_v1.21/upgrade_tool uf CMN2015-1_B2GOS-20170301.img
  ※20170301：バージョン
  

  

CHIRIMEN Boardの再起動待ち

• 以上でアップデート工程は完了しました。